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ユング心理学おすすめ入門書

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ユング「赤の書」より

最初に読みたかったユング入門書

ユング - アンソニー スティーヴンズ著

私が1番わかりやすいと思うユングの入門書です。

この記事を書いたのも、この本の著者-アンソニー スティーヴンズ氏を紹介したかったからです。

ユングの入門書を10冊以上は読みましたが、この先生の本が圧倒的に読みやすいと感じます。

ユングの言葉を厳選して引用し、それを著者が平易な言葉で解説しているのがしっくりきます。

※あくまでも本格的に学びたい方向け

内容の一部を引用

ユングの考えでは、夢の目的は、人格全体が無意識の中にある貴重な潜在能力を使えるようにして、個性化を促することである。


ユングのいう感情機能を、価値判断作用だと考えれば良い。実際、評価機能と呼んだほうが適切かもしれない。


要するに、ユングによれば、神経症とは、人生が与える試練からの逃避であり、自分にはそれに立ち向かえるだけの備えがないと感じたときに起きるのである。・・・・「患者が避けようとしている課題は何か」を突き止めなさい、と。


人生のある段階から次の段階への以降は、誰にとっても危険をはらんでいる。人がこの危機的な時期を無事に通り抜けるのを助けるために、原始社会で発達したものが通過儀礼である。

人間と象徴 - ユング著(第一章のみ)

ユングが最後に亡くなる10日前に書き上げた入門者用の著作です。ユング本人が書いたのは第一章のみになります。

ユングの本を一冊も読んだこと無い方は、この本から読んでみても良いと思います。

入門者用に書かれたといっても、決して読みやすい本ではないですが、ユングの言葉の深みは感じ取れるとは思います。

ちなみにユングは、入門者用の本の執筆を依頼された時に一度は断ったそうです。

しかしユングが「自分が大衆に向けて演説している夢」をユング自身が見ます。そして自分の無意識は、自分に入門書を書くように訴えているとして、執筆に踏み切ったというエピソードが残っています。

分析心理学 - ユング著

ユング本人によるイギリスの精神科医を相手にした分析心理学についての講演の記録。これも本人の著作にしては珍しく親しみやすい内容。

自己実現の心理学―元型論入門 - アンソニー スティーヴンズ著

同じくアンソニースティーヴンズ氏の本。更に難しくなっています。しかし元型について様々な角度からも説明していて、初心者には貴重な内容になっていると思います。

元型に興味がある方は是非。

影の現象学 - 河合隼雄著

河合隼雄さんによる影(シャドー)の説明です。とても読みやすかった記憶があります。分析を開始すると最初にぶつかるのが影の問題だとおっしゃっていますが、読者にとっても最初にぶつかる問題なのかもしれません。

ユングのタイプ論―フォン・フランツによる劣等機能/ヒルマンによる感情機能

ユングのタイプ論に興味がある方には、この本のフォンフランツ氏による解説が面白いかもしれせん。劣等機能に焦点を当てて解説しています。

ただ第一部のヒルマン氏の「感情機能」についての解説は、私自身には難しすぎました。表現自体が難しい。

ユングーその生涯と心理学 - アンソニー スティーヴンズ著

一番最初に紹介した「アンソニー・スティーヴンズ」さんの本なのですが、こちらは「アントニ・スティーヴンズ」という違う名前で登録されているため、素晴らしい本なのですが完全に人の目に付かないところに埋もれてしまったようです(悲)

同じ著者の最初に紹介した「ユング」という本よりもグッと難しくなります。ユングの生涯を辿ってゆく形で、ユングの心理学の基本概念を丁寧に解説していく形をとっています。

最初に上げた「ユング」という本が気に入ったなら、この本もきっと気に入るはずです。

番外編

神話の力 - ジョーゼフ・キャンベル著

ユングの友人でもあったらしい、神話学で有名なアメリカの学者さん。ユング心理学の理解も助ける興味深い話が聞けるかと思います。

いえ、神話は絵空事ではありません。神話は詩です、隠喩ですよ。


夢は葛藤している様々な肉体エネルギーがイメージの形で現れたものだ。それが神話の正体です。神話というのは、肉体器官のたがいに衝突しあっているエネルギーが象徴的イメージ、隠喩的イメージの形で顕現したものです。

TVシリーズとしても全6話の動画がアップされています 〜神話の力 第2話

1話は削除されてしまいました

ユング自伝 - ユング著

ユングの自伝。とにかくユングの夢・ヴィジョン・内的な「声」などの無意識の体験に圧倒される。世界に引きこまれ読み出すと止まらない。

番外×番外編

ユングと全然関係無いけど(笑)ついでに心に残った本を紹介させて貰います

「普通がいい」という病 - 泉谷閑示著

タイトルから想像したよりも、遥かに広範なことを扱っていました。精神の病の原因についての解釈の仕方が独創的で面白く、興味深かったです。引用している文章もココロに残るものばかり。文章が読みやすいのもありがたい。

生きがいについて - 神谷美恵子著

作者の神谷美恵子は精神科医として国立ハンセン病療養所に長年勤められました。この経験をベースに、「生きがい」について考察した本。内容も素晴らしく何度も読み返した。そして文章から感じ取れる作者の清浄な精神に目眩のような感覚を覚えました。

対極-デーモンの幻想 - アルフレッド・クービン著

別訳

ユング派のマイヤーという人の著作の中で、ヒトラー出現前に、ヒトラーの出現を予言した本として紹介されていたので興味を持って購入。

クービンはオーストリアの画家で、この小説のみが彼の生涯で唯一の小説。想像力に圧倒された。この画家の絵にピーンとくるものがあったら読んでみても良いかも ⇒クービン画像検索

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ユングの描いた曼荼羅

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